【ガス開栓ガイド】立ち会い・手続き・所要時間まとめ
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引越し先でお湯を使ったりコンロで調理するためには、ガスの開栓手続きが必要です。電気や水道と違い、ガスは必ず立ち会いが必要なため、事前の予約が欠かせません。この記事では、ガスの開栓予約から当日の流れ、所要時間、準備するものまで解説します。
この記事の結論
- ガスの開栓には必ず立ち会いが必要(電気と違い遠隔開通不可)
- 予約は引越しの1〜2週間前までに入れる(繁忙期は早めに)
- 当日の所要時間は15〜20分程度
- 持ち物:印鑑(認印)・身分証明書(ガス会社による)
- 都市ガスはガス会社に連絡、プロパンガスは指定販売店に連絡
ガス開栓とは?電気との違い
ガスの開栓とは、引越し先でガスを使えるようにするための手続きです。ガスメーターの栓を開き、安全確認を行う作業を指します。
電気の開通
- スマートメーターなら遠隔開通が可能
- 立ち会い不要の場合が多い
- ブレーカーを上げるだけで使える場合も
- 最短で当日開通可能
ガスの開栓
- 遠隔開栓は不可
- 必ず立ち会いが必要
- ガス会社の作業員が訪問して開栓
- 事前予約が必須
電気はスマートメーターの普及により遠隔開通が増えていますが、ガスは安全上の理由から必ず作業員の訪問と立ち会いが必要です。このため、電気よりも早めの予約が重要です。
立ち会いが必要な理由
ガスの開栓に立ち会いが必要な理由は、安全確認のためです。ガスは電気と違い、漏れると爆発・一酸化炭素中毒などの重大な事故につながるため、慎重な安全確認が不可欠です。
作業員が行う安全確認の内容
- ガス漏れ検査:配管や接続部分からガスが漏れていないかを専用の検知器で確認
- 点火試験:ガスコンロ・給湯器に正常に点火するかを確認
- 給湯器の動作確認:お湯が正常に出るかを確認
- ガス警報器の確認:ガス警報器が正常に動作するか確認
- 使用説明:ガスの安全な使い方やガス機器の説明
作業員は室内に入ってガス機器の確認を行うため、契約者本人または代理人(家族など)が在宅している必要があります。
開栓予約の取り方(電話・Web)
ガスの開栓予約は、電話またはWebから申し込みできます。
予約に必要な情報
- 引越し先の住所・部屋番号
- 希望する開栓日時(引越し日に合わせる)
- 名義人の氏名・連絡先電話番号
- 支払い方法(口座振替またはクレジットカード)
- お客様番号(旧住所でも同じガス会社を使っていた場合)
予約方法①:電話(おすすめ)
ガス会社のカスタマーセンター(下記一覧参照)に電話して「引越し先でガスの開栓をしたい」と伝えます。希望日時の空き状況をその場で確認でき、そのまま予約を確定できます。
予約方法②:Web
大手都市ガス会社(東京ガス・大阪ガスなど)はWebサイトからも開栓の申込みが可能です。24時間申込みできますが、予約確定まで1〜2営業日かかる場合があるため、急ぎの場合は電話が確実です。
予約の締め切り目安:引越し日の1週間前(できれば2週間前)までに予約してください。3月〜4月の引越しシーズンは2〜3週間前でも希望日が埋まることがあります。
立ち会い当日の流れ・所要時間
開栓当日の流れを事前に知っておくと、当日あわてずに対応できます。
開栓当日の流れ
- 作業員が到着:予約した時間帯にガス会社の作業員が訪問(時間帯指定の場合は2時間枠が一般的)
- ガスメーターの開栓:屋外のガスメーターの栓を開く(2〜3分)
- ガス漏れ検査:室内の配管・接続部分をチェック(5〜10分)
- 点火試験:ガスコンロ・給湯器に点火し正常動作を確認(5〜10分)
- 安全説明・書類確認:ガスの安全な使い方の説明、契約書類への署名・捺印(3〜5分)
- 作業完了:ガスが使えるようになる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所要時間 | 15〜20分程度(ガス機器が多い場合は30分程度) |
| 訪問時間帯 | 午前(9:00〜12:00)/ 午後(13:00〜17:00)が一般的 |
| 時間指定 | 2時間枠での指定が可能な場合が多い(例:9:00〜11:00) |
| 立ち会い者 | 契約者本人または代理人(家族など) |
| 費用 | 開栓作業自体は無料(ガス代は使用開始から発生) |
持ち物・準備するもの
開栓当日に準備しておくべきものです。
立ち会い時に必要なもの
- 印鑑(認印):契約書への捺印用(ガス会社によっては不要な場合も)
- 本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカードなど(ガス会社による)
- 支払い用の口座番号・クレジットカード:支払い方法の設定用
事前に確認・準備しておくこと
- ガスコンロ・給湯器が設置されているか確認(物件備え付け or 自分で用意)
- ガスコンロを持参する場合は、都市ガス用かプロパンガス用かを確認(間違えると使えません)
- 元栓(ガス栓)の場所を確認しておく
- 作業員が室内に入るため、最低限の片付け(玄関・キッチン周辺)
重要:ガスコンロの種類に注意:都市ガス(12A・13A)用とプロパンガス(LPG)用のガスコンロは互換性がありません。間違えた種類のコンロを使うと、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や火災の危険があります。引越し先のガスの種類に合ったコンロを使用してください。
ガス会社別の電話番号一覧
主な都市ガス会社の開栓予約の電話番号です。
| ガス会社 | 電話番号 | 対象エリア | 受付時間 |
|---|---|---|---|
| 東京ガス | 0570-002-211 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬の一部 | 月〜土 9:00〜19:00 / 日祝 9:00〜17:00 |
| 大阪ガス | 0120-0-94817 | 大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山の一部 | 月〜土 9:00〜19:00 / 日祝 9:00〜17:00 |
| 東邦ガス | 0120-015455 | 愛知・岐阜・三重の一部 | 24時間365日 |
| 西部ガス | 0570-000-312 | 福岡・熊本・長崎の一部 | 月〜土 9:00〜19:00 |
| 電気ガス開始窓口 | 050-1783-8719 | 全国対応(ガス会社への取次ぎ・案内) | 9:00〜21:00(土日祝含む) |
プロパンガスの場合:プロパンガスは物件ごとに指定のガス販売店があります。引越し先の管理会社・不動産会社に「ガスの販売店はどこですか?」と確認してください。
土日祝の開栓は可能か?
引越しが土日祝になる場合、ガスの開栓ができるかはガス会社によって異なります。
| ガス会社 | 土曜日 | 日曜日 | 祝日 |
|---|---|---|---|
| 東京ガス | 対応 | 対応 | 対応 |
| 大阪ガス | 対応 | 対応 | 対応 |
| 東邦ガス | 対応 | 要確認 | 要確認 |
| 西部ガス | 対応 | 要確認 | 要確認 |
| プロパンガス | 販売店による | 販売店による | 販売店による |
大手都市ガス会社は土日祝も開栓作業に対応していますが、繁忙期は土日祝の予約が特に取りづらいため、早めの予約が必要です。プロパンガスの場合は販売店ごとに営業日・休業日が異なるので直接確認してください。
プロパンガスと都市ガスの違い
引越し先のガスの種類によって、開栓の連絡先や注意点が異なります。
都市ガス
- 地下の配管からガスが供給される
- 大手ガス会社(東京ガス・大阪ガス等)に連絡
- ガス代は比較的安い
- 都市部に多い
- ガスの種類:12A・13A
- コンロは「都市ガス用」を使用
プロパンガス(LPガス)
- ガスボンベで供給される
- 物件指定のプロパンガス販売店に連絡
- ガス代は都市ガスより高い傾向
- 郊外・地方に多い
- ガスの種類:LPG
- コンロは「LPガス用」を使用
引越し先のガスの種類の確認方法
- 賃貸契約書を確認:「ガス」の項目に都市ガスかプロパンガスか記載されている
- 不動産会社・管理会社に確認:「ガスの種類は何ですか?」と聞く
- 物件の外観を確認:ガスボンベが設置されていればプロパンガス、なければ都市ガスの可能性が高い
引越しシーズンの予約のコツ
3月〜4月の引越しシーズンは、ガスの開栓予約がかなり混み合います。希望日に開栓してもらうためのコツです。
コツ①:引越し日が決まったらすぐ予約
引越し日が確定したら、できるだけ早くガスの開栓予約を入れてください。繁忙期は2〜3週間前でも希望日が埋まることがあります。
コツ②:時間帯の融通を利かせる
「午前中指定」だと取れない場合でも、「午後ならOK」とすると予約が取れることがあります。時間帯の希望を広げることで予約が取りやすくなります。
コツ③:引越し日と別の日に開栓する
引越し当日にガスが使えなくても、電気と水道があれば最低限の生活は可能です。引越し日の翌日や翌々日に開栓予約を入れるのも一つの方法です。
コツ④:電気・ガスをまとめて手続きする
電気ガス開始窓口(050-1783-8719)に1本電話すれば、電気・ガスの手続きをまとめて案内してもらえます。手続き漏れの防止にもなります。
ガスの開栓を忘れた場合:引越し当日にガスが使えなくても、電気・水道があればシャワー以外の基本的な生活はできます(電気温水器がある場合はお湯も使えます)。翌日以降の最短日程でガス開栓を予約してください。
よくある質問
Q: ガスの開栓に立ち会いは必要?
A: はい、必ず必要です。ガス会社の作業員が安全確認(ガス漏れ検査・点火試験)を行うため、契約者本人または代理人が在宅している必要があります。電気と違い、立ち会いなしでの開栓はできません。
Q: 開栓作業はどのくらい時間がかかる?
A: 通常15〜20分程度です。ガスメーターの開栓、ガス漏れ検査、ガスコンロ・給湯器の点火試験を行います。ガス機器が多い場合や古い物件では30分程度かかることもあります。
Q: 開栓予約は何日前までにすればいい?
A: 引越し日の1週間前(できれば2週間前)までに予約してください。3月〜4月の引越しシーズンは特に混み合うため、早めの予約が重要です。
Q: 土日祝にガスの開栓は可能?
A: 大手都市ガス会社(東京ガス・大阪ガス)は土日祝も対応しています。ただし繁忙期は予約が取りづらいため早めの予約をおすすめします。プロパンガスの場合は販売店によって異なります。
Q: プロパンガスの場合はどこに連絡すればいい?
A: プロパンガスは物件ごとに指定の販売店があります。引越し先の不動産会社・管理会社に「プロパンガスの販売店はどこですか?」と確認してください。販売店が不明な場合は電気ガス開始窓口(050-1783-8719)でも案内してもらえます。
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